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福岡パルコ本館・新館

◆福岡パルコ



福岡パルコは天神の一等地である天神交差点に面した場所に有り、本館と新館、本館増床部からなる延べ床面積4万㎡超の基幹店舗になっています。

更に2018年2月期の売上高は約222億円、入館客数は約2,400万人となっており、その規模はパルコの中でもトップクラスのものになっています。




●福岡パルコ本館



所在地:福岡市中央区天神二丁目11番1号
階数:地上9階、地下1階 塔屋3階建て
高さ:約?㍍(高さ制限は115㍍)
用途:商業施設
敷地面積:2,848.58㎡
建築面積:2,704.28㎡
延べ床面積:25,188.07㎡(本館)、約4,200㎡(増床部)
建築主(リニューアル):株式会社パルコ
総事業費:約?億円
着工:?
竣工(岩田屋時代):昭和11年(1936年)
開業(パルコ):平成22年(2010年)3月19日
記事: 福岡パルコ本館増床計画


福岡パルコ本館は2010年にオープンした九州で3店舗目のパルコです。(※当時は大分、熊本についで3店舗目)

建物は1936年に岩田屋本館として開業した建物を耐震補強工事とリニューアル工事によって活用しており、真新しい白の外観とは裏腹に築年数自体は80年を超える超古参のビルです。

1996年に経営不振に陥った岩田屋は1999年に本館と新館を都築学園グループに売却し、その後2000年に新館、2004年に本館が閉店してからは長らく活用されず、天神のど真ん中に空きビルが存在するという異常事態が続いており、パルコの進出は正しく救世主の様な存在でした。

天神の一等地でありながら後続の施設がなかなか決まらなかった要因は、本館の老朽化が著しく進んでいたのと同時に、都心部にかけられた航空法による厳しい高さ制限の存在があり、建て替えるにしても莫大な工事費に見合った規模のビルを建てることができなかったからです。
その結果、パルコも旧岩田屋本館の建物を耐震補強して活用する選択をしました。

しかしながら、建物自体の老朽化は着々と進んでおり、今後10年20年経っていく中で建て替えや更なる耐震補強の話が出てくるのは確実であり、天神ビッグバンによって高さ制限が115メートルに緩和された今だからこそ建て替えの可能性も高まっているものと思われます。

パルコとしてのオープン後暫くビルの所有者は都築学園グループのままでしたが、平成25年にパルコが旧岩田屋本館と新館の土地と建物を信託受益権として取得し、三菱UFJ信託銀行を信託受託者としました。そのため、今後の動きは所有する三菱UFJ信託銀行と入居するパルコによって決められます。




●福岡パルコ本館増床部



2015年3月19日に開業した本館増床部は、地上7階、地下1階建ての西鉄福岡駅ビルの中3階、3階、4階、5階、6階にテナントとして入居する形式になっています。そのため、ビルの所有者は西日本鉄道になっています。
なお、開業に合わせて外装は本館と同じ白に改修されました。




●福岡パルコ新館



所在地:福岡市中央区天神二丁目9番18号
階数:地上6階、地下3階建て
高さ:約?㍍(高さ制限は115㍍)
用途:商業施設
敷地面積:1,653㎡
建築面積:?㎡
延べ床面積:約14,000㎡
建築主:株式会社パルコ
総事業費:約?億円
着工:平成25年(2013年)12月
竣工:平成26年(2014年)秋
開業:平成26年(2014年)11月13日
記事:福岡パルコ新館建設計画


福岡パルコ新館は平成25年にパルコが都築学園グループから、旧岩田屋本館と新館の信託受益権を取得後、旧岩田屋新館を解体して新たに建設した商業施設です。

旧岩田屋新館は地上14階、地下3階建てでしたが、新たに建設された福岡パルコ新館は地上6階、地下3階建てとなっており、規模的には小さくなっています。理由として建て替え時にはまだ天神ビッグバンによる高さ制限や容積率の緩和はなく、制限の厳しい状態で建て替えたためです。

パルコとしては制限の緩和を待ち大型施設を建てるよりも、商業施設として必要な機能を最短で設けることのほうを選んだようです。




新館は地上6階建てですが、本館とは階高が違うため、地上9階(運営上は8階)建ての本館と同じ高さに揃っています。外装デザインも本館と同じ白に揃えることで一体感を演出しています。

なお、本館5階と新館4階及び本館7階と新館6階は連絡通路で、本館と新館の地下1階は地下通路経由で結ばれています。




かなり新しい建物ですがガラスが殆ど使用されていません。なお、形式的には建て替えによる新館ですが、機械室などの都合で地下1~3階にかけての構造物は旧岩田屋新館時代のものを使用しているため、一部には鉄骨による補強などがなされています。※高層化できない理由はこれも含めての可能性が高いです。




正面エントランスの様子です。エントランス部分はガラスが多く使用されており、明るい印象に仕上がっています。




地下鉄天神駅改札口正面にあるパルコ新館の地下2階出入口の様子です。本館は構造上地下2階が存在しないため、地下鉄からのダイレクトアクセスは新館だけになっています。




●ライトアップ



福岡パルコ本館と本館増床部分、新館は一体感のありデザインになっており、夜のライトアップも共通の配色で行われています。

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撮影日:2017年11月4日
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天神ビッグバン

この前も書きましたが、やはりパルコには建て替えてほしいものですね。
この調子でやっていても天神ビッグバンが目標とする、2024年までに
ビル30棟の建て替えは可能なのでしょうか??
あと6年もないですよね・・・・
西鉄や福岡地所だけでは厳しい感じがしてきました。
森ビルや三菱地所、住友不動産などの東京のディベロッパーも
開発してくれるとうれしいんですが・・・・

逆に自分は、西鉄が主体の街を作り上げるべきだと思います。
マークイズやKITTE、PARCOなどの建築物を見て分かるように、関東のディベロッパーがわざわざ福岡の為にデザイン性まで重視した建築を建てるはずが無いのです。

三菱地所に至っては「丸の内の国際ブランド都市化」を推し進めてるので(企業説明会で実際にこの様な事を言っていました)、福岡市にはワザトと言っていい様な控えめなビルを建てる事は想定できます。

今回の「ビッグバンプロジェクト」は、単に売り上げが伸びて路線価が上がれば良いという問題ではまりません。

またとない「一体的な街づくり」という事から、刺激的でカッコ良い街並みを構築するべきではないでしょうか。ビッグバンボーナスなどの取組みも行われてますし。

天神ビッグバン(2)

なるほど。確かにそのような考え方もありますよね。

しかし、福ビル開発もⅠ期工事だけで400億円かかりますし、その他にも西鉄主導の再開発事業の計画もあります。
西鉄も全ての収益を再開発につぎ込む訳にはいかないと思うので、やはり西鉄だけに負担させるのも、厳しいのではないかと思った次第です。

確かにデザインも大切ですよね。
でも、JR博多シティを設計したのも三菱地所設計ですし、ワザト控えめなものを建てるということはさすがにないとは思います。
しかしKITTEもマークイズも三菱地所設計なんですが・・・・(笑)

Re: 福岡パルコ本館・新館

コメントありがとうございます。

福岡パルコの早期の建て替えは難しいかも知れませんが、是非とも高層ビルへの建て替えを行なって欲しいですね。

この議論に関しては私もプレイヤーの不足を補うためにも、在京ディベロッパーなどの力もある程度必要だと思います。
西鉄と福岡地所既にプロジェクトをスタートさせ、それぞれ次の計画地と思われるものも用意していますが、それ以外の街区の所有者には在京の財閥系大手企業も多くあり、それらを全て西鉄や地所が取得して再開発するのは、資金面でもスケジュール的にも現実的ではありません。
明治通りの再開発を進めるうえではやはり地元以外の大手の参入も必要ではないかと考えます。ただ、在京系の大手企業は東京での投資に力を入れているため、結局のところ今後数年は地元である程度動かすしかないようですね。
そのためにも、九電の都市開発への早期参入が望まれます。

デザインに関してもガイドラインや天神BBBである程度縛られているため、極端に酷いものができる可能性は無いものと思われます。
なによりも、どの設計事務所であろうとも結局は建築主の意向や予算次第なので、建築主を縛るガイドラインがとにかく重要だと考えます。

三菱地所設計なのでkitteやマークイズを例にあげました。

つまりkitteやマークイズは「カッコ良くない建築」として例を挙げていたつもりです…

パルコには超高層期待したいですね!
利益出している会社なのでいずれは超高層ですね。

あと九電の天神ビルですが最近の九電の決算はひどいですね。2011年から赤字
最近の決算では平成26年900億円赤字
平成27年は1200億円赤字、平成28年から650億円の黒字転換しましたが累積赤字があるため天神ビル超高層どころではないのかもしれません。

原発様々ですね

Re: 福岡パルコ本館・新館

コメントありがとうございます。
累積赤字はありますが、とりあえず黒字化できたのは大きいですね。資金面の都合で直ぐには難しいかも知れませんが、新たな収益源として不動産に力を入れてほしいですね。
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