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福岡空港の着陸経路変更案が浮上!実現すれば発着容量は21万超に拡大へ!高さ制限は緩和されるのか?



気になるニュースが入ってきました!


西日本新聞経済電子版qBiz 「福岡空港「着陸経路」変更案 地場連合が国に提案 発着容量21万超に拡大 2018年07月02日」 によると、来年4月から福岡空港の民営化事業者として本格的に運営を行う地場連合は、着陸経路の変更による発着数の大幅な拡大を国交省に提案しているようです!


まず、当ブログではまだ取り扱っていませんでしたが、先々月の5月16日に福岡空港の民営化事業者として、地場企業が中心となって結成された「福岡エアポートホールディングス」が激戦を制して優先交渉権を獲得しました!

民営化という観点から注目すると一番今まで通りに近い体制になることから、不安な面もありますが、やはり地元の空港は地元が経営するのが良いと思うので今後の動きに期待したいところです!

報道では内際連絡バスの専用道路を設けることや、LCCターミナルの整備、国際線ターミナルの拡張、5つ星ホテルの誘致が提案内容として紹介されていますが、まだ国からの詳細発表がないので、こちらの方は発表され次第更新していきたいと思います!


・着陸経路変更案の提案!

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今回の着陸経路変更案も優先交渉権を獲得した地場連合が国に提案したものとなっています。

福岡空港はアイランドシティや箱崎上空を通って着陸する16側(北側)の着陸経路と、天神上空を通って春日上空で旋回し着陸する34側(南側)の着陸経路の2つの経路が運用されています。
34側は都心上空を通り市街地を長時間飛行することから、騒音の問題特に大きくなるため積極的な運用は推奨されていないが、玄界灘からの北風が強い際には運用されています。



青色:現在の着陸経路
赤色:変更案

地場連合はこの34側の着陸経路を従来の都心ルートではなく、背振山地を越え久留米付近で旋回してから筑紫野太宰府を通過して着陸するルートへの変更を求めています。


・発着枠は21万超に拡大可能に!

実はこの34側のルートには騒音以外にもう一つ大きな問題があります。
16側使用時は直進ルートのため計器の誘導による着陸が可能なのですが、34側は春日上空で急旋回をしてからの着陸になるため、計器による誘導ではなくパイロットによる手動運航となっています。このため、計器による誘導と違って着陸する各機の間隔にブレが存在し、効率的な運用ができていない状態になっています。

地場連合は手動運航によるブレを無くすために、春日上空での急旋回をせず久留米から計器による誘導が可能なルートを提案し、航空機の間隔を一定にすることで、増設後の滑走路を着陸にも使用することができ、発着枠を21万超にすることができるとしています。
従来からの滑走路増設後の発着枠は18万8千回であったため、かなりの規模で枠の拡大を行うことができます!

そもそも増設後の滑走路を当面離陸専用として運用する予定だったのが驚きでした…
現在の福岡空港は混雑時の就航を制限されているにも関わらず、発着回数は17.6万回を越えており、増設後の18.8万回の枠を超えるのは時間の問題です。
国としては着陸経路変更案は騒音問題が伴うことや、この策を使ってしまうと今後の空港の枠拡大に有効な手段が残されないことから、段階的な拡大を考えていたのかも知れませんが、地場連合としては福岡空港の枠が切迫していることや、運営権対価として4,000億円提示した以上、更なる収益の拡大を早期から進めたいようですね。


・迅速且つ丁寧な対応が必要…

このルートは切迫する福岡空港の需要に対応できるため、とにかく早期に実現して欲しいものです。特に今は混雑空港指定もあって就航を断念する航空会社も多く、取りこぼしている需要が大きいので…

しかしながら、このルートの実現にはスピードと同時に丁寧な対応が重要になってきます。
実は今も34側使用時且つ視界不良時限定でこのルートを使用していますが、変更によって34側使用時のメインルートになるため、久留米、小郡、筑紫野、太宰府付近は今よりも多くの航空機が上空を通過することになり、騒音などの環境は今とは少し変化します。ここに対してどれだけ丁寧に説明と対応ができるかで、周辺自治体の賛否、そして変更案の可否に関わってくるので…
これは地元の信頼がある地場連合なので期待できますね。

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・高さ制限の更なる緩和の可能性は?

高層ビル好きとしてはやはりここが気になってきますね!
以前、福岡空港の高さ制限に関して取り扱った記事で私は「経路変更による高さ制限の緩和」と「鉄塔の高さまでの緩和」を提案しました。

福岡空港による高さ制限
※2013年の記事のため情報は古いものが多いです。

このうち「鉄塔の高さまでの緩和」は、天神ビッグバンによってNTTの鉄塔までの緩和として、天神エリアの高さ制限は115メートルまでに緩和され実現しました!

そして、今回「経路変更による高さ制限の緩和」という壮大な夢が実現する可能性が出てきました。

(画像は福岡空港事務所からのお知らせ(PDF)からの引用です。)

現状ではこのような感じで都市圏全域に高さ制限がかかっていますが、都心部を通らないルートになることで高さ制限の緩和があるかも知れません。


(画像は関西国際空港周辺における物件の設置制限について(PDF)からの引用です。)

例えばですが関西国際空港では着陸経路を海側のみにしているため、内陸部には経路が設けられておらず、高さ制限も設けられていません。そのため、空港から4キロ程の距離にある「りんくうタウン」には高さ256㍍のりんくうゲートタワーがそびえ立っています。
このように関空の高さ制限は空港から円を描くようになっておらず、円錐表面は沿岸部に沿って削られています。しかしながら、制限の一番厳しい水平表面は維持されています。



(画像は都心部における航空法の高さ制限からの引用です。)

単純に関空の例から考えると福岡都市圏の高さ制限を緩和することもできるかも知れません。
関空の基準でいくと空港西側の円錐表面を削り、天神以西の高さ制限を撤廃することもできます。 ただ、博多駅周辺は関空でも緩和できていない水平表面のため、従来通りの高さ制限は維持されるものと思われます。
改めて福岡空港の都心部への近さは異常です…

このように書くとかなり夢の実現に近づいているように思えますが、実際はかなりハードルが高いものになりそうです。
まず、経路変更は西に大きくずれるだけであって西側を通ることは変わらないため、飛行機の高度に大きな変化が無い限りは高さ制限の基準は維持されるものと思われます。
また、機材のトラブルや緊急時の利用として、都心部の経路が維持される可能性も十分にあり、その場合も大幅な緩和は絶望的になります。
現状でも経路のない粕屋エリアにも制限はありますので…

そのため、夢を見れば大きな緩和や制限の撤廃を期待できますが、都心部の経路の完全な撤廃と国による航空法の改正が無い限り夢の実現は難しいものと思われます。

実際、現実的なものとしては経路の変更によって、都心部を通る航空機の危険性が激減することを加味して、天神北にあるKBCの鉄塔(160㍍)の高さまでの緩和なら可能性はあると思います。

何はともあれ先ずは経路の変更が地元自治体や国に認められることが大切なので、高さ制限の緩和はその先の話です。
とりあえずは、経路の変更が着実に進むことを願いたいと思います。

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No title

高さ制限は、なかなか厳しい問題ではありますが、少しでも可能性があるのならば期待したいと思います
天神周辺で約150m、アイランドシティや百道辺りは約200mくらいに緩和していただきたいものです。

高さ規制の緩和について少し思うのが、高さはあっても低密度であれば都会的な風景は出来ません、という事です。

丸の内や大手町の密度だと「都会的」と言えますが、
西新宿の様な公用の空地だらけで、無秩序な角度でビルが立つ風景だと物足りなさを感じます。 遠くからのスカイラインは良くても、ふもとを歩いてて都会を感じないんですよ…。


また、比較的低層のアクロス福岡の容積を周囲に配分する形で「特例容積率適用地区」制度を使う事はできないのかと思います。(今思いつきました。笑)

高さ制限緩和されても超高層開発は進まない都市ですよ。

天神ビッグバンで115mに高さ緩和されても福岡地所と西鉄のみです

開発する都市力と地元企業力がないのが原因です

私も他の都市から福岡は需要ないから超高層建設ないと揶揄されとイライラしたことありますが実際、天神の高さ制限緩和されても開発の波がこないことを考慮すると福岡には需要がない。地場企業の力のなさを否定できません

Re: 福岡空港の着陸経路変更案が浮上!実現すれば発着容量は21万超に拡大へ!高さ制限は緩和されるのか?

コメントありがとうございます。
地場企業の力が足りない点は否めませんが、高層化は進むと思いますよ。ただ、西鉄も地所も企業規模的にこれ以上同時進行ができないだけで、西鉄は大名小や福ビルのあとに旧毎日会館の街区やグランドホテル、旧オンワードビルなどの再開発が控えていますし、地所も天神ビジネスセンターのあとにはMMTビルの街区の再開発が控えています。なので、時間はかかりますが着実に街並みは変わっていきます。また、最近の動きとしては九電が不動産事業に力を入れることを明言しているため、地場のプレイヤーも増えますし、他の街区の再開発では地権者として財閥系や大手の参入も期待できます。なのでそこまでマイナス要素だらけではないと思いますよ。

Re: 福岡空港の着陸経路変更案が浮上!実現すれば発着容量は21万超に拡大へ!高さ制限は緩和されるのか?

コメントありがとうございます。
低層部は従来通りで、高層部をセットバックすると密度の高い街並みになるかも知れませんね。
アクロス福岡は公共施設なので、容積率を配分となると難しいかも知れませんね。民間なら売却という形でできますが。

Re: 福岡空港の着陸経路変更案が浮上!実現すれば発着容量は21万超に拡大へ!高さ制限は緩和されるのか?

コメントありがとうございます。
やはり都心部の需要が高いので天神地区で更に緩和して150㍍程までいって欲しいですね。アイランドシティはこれ以上の高層を望むのは難しいかも知れないので。

No title

民間事業者による福岡空港の将来像が発表されましたね!!

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00010004-nishinpc-bus_all
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00010001-nishinpc-bus_all

この着陸経路変更案のほか、ホテルや商業施設を建設する国内線ターミナルの完成予想図や国際線ターミナルの充実策等、すごく楽しみな内容です。
これによって高さ制限も緩和され、福岡都心部に他都市を上回る超高層ビルが建設される日も近いかもしれませんね!!
しかし、国内線ターミナルは現在も再整備中ですが、完成予想図のように拡張するスペースなんてあるのでしょうか…。
いずれにしても本当に嬉しいニュースで、今後が楽しみです!!

No title

>開発する都市力と地元企業力がないのが原因です

一般的な解説では建て替え中の代替がないこともありあまり建て替えは進まないという意見が多いように思います。

一応人口が増え、企業の機能を一部福岡市に移転したりしているのに需要がないとは思えないですね。

Re: 福岡空港の着陸経路変更案が浮上!実現すれば発着容量は21万超に拡大へ!高さ制限は緩和されるのか?

コメントありがとうございます。
予想以上にすごい提案内容でしたね!
早速記事にしました↓
http://honobono3424mura.blog.fc2.com/blog-entry-441.html?sp
ターミナルの拡張、LCCターミナルの整備、複合ビルの整備、ホテルの整備、容量の拡大、経路変更などと今後行われることは目白押しであり、変わりゆく福岡空港そして福岡を見るのが楽しみです。
国内線ターミナルの複合ビル建設予定地は現在立体駐車場があるところですよ!その北側に平面駐車場とバスプールがあるので、まずそこに新しい立体駐車場を整備してから現在の立体駐車場を解体し、跡地に複合ビルという順番になると思います。全体の時間はかかると思いますが、立体駐車場自体の解体は簡単なものだと思われます。

Re: 福岡空港の着陸経路変更案が浮上!実現すれば発着容量は21万超に拡大へ!高さ制限は緩和されるのか?

コメントありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。現実的には水面下で建て替えに動き出したとしても、現在のテナントの移転先の確保と建て替えに向けた地権者との調整が必要であり、福ビルも数年前からこの段階の調整に時間がかかっています。実際ビブレの地権者はまだ同意してないようですし…
企業力は東京とかに比べるとまだまだですが、それでも西鉄JR福岡地所のような地元資本を中心としたディベロッパーが活躍しているので、かなり奮闘していると思います。今後は九電や西部ガスといった地元企業の更なる参画と在京大手との共同事業といった形でプレイヤーが増えてほしいですね。
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