WF地区のアクセス向上に「新たな交通システム」の導入検討へ

福岡市が、博多湾に面するウオーターフロント(WF)地区の再整備構想を巡り、JR博多駅方面からのアクセス向上策の一つとして、道路空間を立体的に活用する新たな交通システムの導入を検討していることが分かった。

中略

 市は東西に延びる既存の道路拡幅や立体駐車場の増設、交差点改良などを含めた計5案を作成。それぞれ比較した結果、このうち、WF地区と博多駅に向かう大博通り沿いに新交通システムを導入▽那の津通りを6車線化▽大博通りから那の津通りを交差する形で地下車路を建設▽解体予定の福岡サンパレス地下に700台規模の駐車場整備−などを柱とする1案を採用すれば、周辺道路の混雑度が最も低くなるという。

記事は西日本新聞経済電子版qBiz(2017年6月8日)からの一部引用です。


特ダネですね!あくまでも検討なので実現するかどうか不透明ですが、市から「道路空間を立体的に活用する新たな交通システムの導入」という文言が出てきただけでも大きな一歩です!

このままBRTのみの導入で終わるかなと思っていましたが、立体的に活用となるとやはり地下鉄やモノレールを連想してしまいますね!

今回の発表によると様々な交通網の改善策を合わせた5案を作成し、一番効果が得られる1案に新たな交通システムの導入が含まれていたということですので、まずその案で検討されている改善策をまとめてみたいと思います。


(画像はGoogleマップからの引用です。)

青色:那の津通りの6車線化

文面ではどこからどこの範囲かが指定されていないのでよくわかりませんが、大博通りより以東はほぼ6車線化されているため、大博通りより以西(天神側)の6車線化だと思われます。
ネックになるのは那珂川に架かる橋ですが、ここさえ乗り切れば天神北までは自転車専用レーンを廃止することによって簡単に6車線化することができます。

6車線化できれば2車線をバスレーンにすることも可能になるので、BRTの定時制アップに繋がりますね!


緑色:サンパレス跡地の地下に700大規模の駐車場設置

こちらもかなり実現可能な計画ですね。
問題点としてサンパレス跡地に建築物を建てられなくなることが挙げられますが、市の方針としては大部分を交通広場にするため、そもそもそこまで問題にはならないかも知れません。

ただ、駐車場に関しては新たな立体駐車場の整備も検討されているので、ここへの地下駐車場の整備に拘る必要もないかと思います。


黄色:大博通りから那の津通りを交差する地下車路の整備

どこから地下へのアプローチをつくるのかはわかりませんが、これはかなり効果的でしょうね!
地下駐車場だけでなくWF地区へ向かう車が全部利用できるルートになると、交差点の混雑はかなり解消されると思われます。
ただ、片側1車線の小規模なものだと地下車路自体が混雑しそうなのと、BRTや一般路線バスが利用できる規模なのかも気になります。

結局理想的な形としては、BRTや一般路線バス、タクシー等の公共交通機関のみ使用可能な地下車路にした方が、下手に混雑せず、利用者の公共交通機関への誘導もできますね。


赤色:新交通システムの導入

さて、本題の新交通システムについてです!
導入区間は博多駅~WF地区の大博通り沿いとなっています。
構想として検討段階なので情報が殆どありませんが、公表された「道路空間を立体的に活用する新たな交通システムの導入」という文言に注目すると、従来の一般路線バスでの対応のような小規模なものではないことがわかります。
また、立体的に活用という点からも名古屋のガイドバスのような高架でない限り、BRTとは違う別の新たな交通システムということになります。!
てっきり、BRTのみの対応と思っていたので、この表現は意外でした。


それでは、どのような新たな交通システムが考えられるか?


(画像はWikipediaからの引用です。)

最初に思い付くのは昨年ニュースになったJR九州によるロープウェイ案ですね。観光スポットとしてのインパクトはかなりありますが、イベント開催時の輸送力やスピードに問題があるように感じます。建設コストが抑えられるのはかなり大きいですが…


(画像はWikipediaからの引用です。)

次に思い付くのはモノレールや新交通システムですね。見た目がカッコいいですし、スピードや輸送力の問題はほぼありませんが、建設費はロープウェイよりもかかります。


これは実現可能かどうかはわかりませんが、個人的には地下鉄空港線から分岐して延伸するのもありかと考えています。
地下鉄空港線祇園駅から分岐して北上し、昭和通りの先で地上に上がり、サンパレス跡地からマリンメッセや博多港国際線ターミナルに向かうルートです。


(画像はGoogleマップからの引用です。)

コストはかなりかかりますが、メリットとしては福岡空港へのダイレクトアクセスや呉服町での天神方面への乗り換えのしやすさが挙げられます。また、空港線の中洲川端駅以東は箱崎線からの乗り入れがなく、ダイヤに余裕があるため、毎時4本程度の福岡空港への乗り入れも可能かと思われます。
分岐延伸ルートを単線にすればかなりコストも抑えれると思いますし。


と言った感じで色々思い付きますが、結局現実的なのはモノレールや新交通システムなのかなと思います。それすらも市の財政状態を考えると不可能に近いですが…

とにかく今後の市の方針が気になるところですね!

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WF地区の計画提案公募への提案がすごい!

中央ふ頭と博多ふ頭、及びその周辺部からなるWF地区(ウォーターフロント地区)の再整備を行う福岡市は、民間のアイディアやノウハウを取り入れるため、今回の計画提案公募を実施しました。

これを元に来年2月頃に再整備計画を策定し、2016年度より事業者の公募に移るようです。

博多港はクルーズ船の寄港数 全国1位、外国航路旅客数 全国1位、国際会議開催件数 全国2位とそのポテンシャルは高く外資を含め多くの企業が再整備事業に興味を示しています!



(画像はWF地区 計画提案公募の応募状況等について(PDF)からの引用です。)

この全体イメージを元にして民間から提案を募るようになっており、応募件数は19件で、企業数は外資系の5社を含む23社にもおよびました!

福岡市詳細HP

市のホームページ上での発表では19件の内、公開の承諾を得れた17件が公開されています。

17件の提案概要を下記のURlより閲覧することが可能です!

提案概要書1~6 (PDF)

提案概要書7~13 (PDF)

提案概要書14~17 (PDF)




17件の提案概要を閲覧して思ったことはとにかく凄い!ですね。
どの提案をどの企業がしたのかなどの詳細は不明ですが、恐らく外資系であろうと思われる様な豪快な提案もいくつか見れました!


殆どの提案が中央ふ頭の拡張後もイメージしてあり、中にはクルーズ船などの大型船が6隻同時寄港が可能なターミナルや、現在の博多ふ頭と中央ふ頭に別れている国内航路と国際航路、そしてクルーズ船のターミナル機能を統合する案などがありました!
中央ふ頭の東側岸壁に国内・国際航路を統合するのはなかなか機能的な案だと思いました!


そして、そのターミナルに隣接した5つ星の高級ホテル、娯楽施設などが合わさったIRリゾートや高層ビル、高層住宅など夢のような提案が多くありました!


基本方針としてサンパレスは解体されるため、その跡地の方針は各社大きく別れていました。
跡地を広場として利用、交通広場として利用、高級ホテルの建設、ランドマークタワーの建設、地上レベルにはBRT専用レーンが設けられている複合施設などなどこちらも夢のような提案が多く見られました!


ベイサイドプレイスも完全な建て替えからリニューアル、宅地化など色々みられ、ベイサイドプレイスのある博多ふ頭と対岸の中央ふ頭の間に跳ね橋を設ける案も多数ありランドマーク的な存在の誕生を期待させます!

都市高速の高架下に賑わい施設を設けることや、博多ふ頭と中央ふ頭の間にロードトレインを走らせるなど比較的現実的な案もみられました!

交通導線に関して歩行者は、基本的に2階レベルの歩行者専用デッキでの施設間の移動となっており、アクセスは西鉄のBRTを活用する案が大多数を占めていました。
サンパレスの跡地から国際ターミナルまでの専用レーンの設置はほぼ確実なものと思われます。どうせやるならこのまま大博通りにも専用レーンを設置して貰いたいんですけどね。


先々週位に話題にあがっていてJRによる博多駅~大博通り~WF地区間のロープウェイ構想の他、LRTも提案されていました!
個人的に観光資源の少ない福岡にロープウェイの導入はとても面白いと思います‼


中には周辺地域を再開発し、国際センターの建て替えを行う案もあり、とにかく実現したら福岡という街が大きく変わるであろう案が沢山みられました!


これを元にして再整備案を策定するため、この通りになるわけではないのですが、民間のこのアイディアをちゃんと活かした再整備案を策定して貰いたいですね。

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